現行型は2018年にフルモデルチェンジされた4代目。
2022年にフルモデルチェンジとも言えるビッグマイナーチェンジにて内外装を一新。
従来のXLからプラチナムまでの各シリーズに加え、新たにティンバーラインとステルスエディションパフォーマンスパッケージが加わりラインナップを拡充しています。
2023年はプラチナムにアイコニックシルバーメタリックのオプションカラーが追加となり、ティンバーラインにティンバーラインハイパッケージの追加でブラックオニキスレザーインテリアが選択可能となりました。
アーティスト 清木場俊介さん
東北楽天ゴールデンイーグルス 浅村選手
埼玉西武ライオンズ 松井監督
外装
今回目玉として2つの特別なエクスペディションが用意されています。
一つはエクスペディション史上最もオフロード性能の高いモデルである新型エクスペディション・ティンバーライン。
クラス最高の10.6インチの最低地上高と広いトラックを標準装備し、33インチタイヤやスキッドプレート、トレイルターンアシストなどエクスペディションのトレイル能力を高め、見た目もワイルドな仕様。
もう一つは、ステルスエディションパフォーマンスパッケージ。
スポーツチューンされたサスペンションを備え、クラス最高の440馬力を誇る3.5リッターEcoBoostエンジンを搭載し、オンロードでの楽しさと信頼性が高められいます。
見た目もグロスブラック一色のアグレッシブなスタイリングと、オフロードではなく都会が似合うスタイリッシュな仕様です。
ティンバーラインは、専用の18インチブラックペイントホイールに、大型のオールテレーンタイヤを組み合わせてワイルドなルックスになっています。
もちろん、ダートやオフロード走行にも対応します。
※ティンバーライン標準装備
ブラックペイントされたグリルに、専用のブラックオーバルエンブレムを装備したティンバーライン専用フロントグリル。
バンパーにはオレンジカラーアクセントが入ります。
エクスペディションの最低地上高は約27センチ。ライバルのワゴニアの25.4センチより高めに設定されており、走破性が高いのがポイントです。
また、ティンバーラインにはラプターと同じスキッドプレート(スキッドプレート)が装着されており、障害物などからシャーシを保護しています。
ステルスエディションは、エボニーブラックツインスパーグリルをはじめ、ブラックヘッドライト、フォグランプベゼルなどの専用装備をブラックで統一。
ラグジュアリー且つスポーティな印象となっています。
ステルスエディションにはスポーティな22インチプレミアムブラックペイントアルミホイールが装着されます。
ステルスパフォーマンスパッケージに含まれるレッドカラーのブレーキキャリパー。
専用スポーツチューニングサスペンションも装着されています。
キングランチの専用ホイールは、6スポークのダークターニッシュペイントマシンドシルバーアルミホイールを装着。
さらに、キングランチ専用のセンターキャップが付属しています。
プラチナムの専用ホイールは、22インチ12スポークマシンドポリッシュフィニッシュドアルミホイールを装着、最上級グレードらしい豪華な印象となっています。
プラチナムには高級感のあるシルバーペイントライニングメッシュにクロームインサートを追加したサテンアルミカラーのグリルが装着されています。
内装
アメリカの自動車メーカーの中でも、フォードは日本人の感性に一番近いものがあり、機能を優先としたデザインに定評があります。
インテリアの中央に配置された縦型の15.5インチディスプレイは、これまでに類を見ないほどの巨大サイズ。
センターコンソールに備わるシフトはロータリーダイヤル式ATセレクターとなっています。
際立つのはスライド機能付きのセカンドシートで足元もかなりゆったりとしています。
オーディオ面では全グレードにアップルカープレイ/アンドロイドオートを標準装備。
オプションでリアエンターテインメントシステムも用意されています。
プラチナムにはパーフォレイテッドインサートとキルティング仕様のボルスターを配置したレザーシートが標準装備されています。
シートにはヒーティング/クーラー機能に加えてアクティブモーションと呼ばれるマッサージ機能も備わっています。
B&Oサウンドシステムとはヨーロッパハイエンドカーに装着される世界的高級オーディオブランドであるBang&Olufsenの派生ブランドです。
22スピーカーのサウンドはもちろん素晴らしいの一言です。
ティンバーラインの専用シートには、ダークタンジェリンのアクセントステッチとティンバーラインのロゴが入ります。
キングランチは「W」ロゴの刺繍とキングスビルステッチが施された、豪華なデルリオレザーインテリアを採用しています。
3列目の電動リクライニングシート、2列目のチップアンドスライドシートの間には十分なレッグスペースが存在し、最大8名が乗車可能となります。
(XLT/ティンバーラインが8名乗車)
1列目と2列目シートに渡って2つのパネルを連ねた大型のパノラマサンルーフをオプション選択可能。
パネルを開放すれば爽快なオープンエアドライブを楽しむことができます。
12.4インチの大型マルチカラーインスツルメントパネルは、ドライバー正面に車両情報を鮮明なフルカラーデジタル映像で映し出し、車両設定の変更などが可能です。
オプションで用意されるリアシートエンターテイメントシステム。
Amazon Fire TVが内蔵されており、100万を超えるテレビや映画のコンテンツを本国では視聴可能(※北米専用)それぞれ16GBのストレージを備えており、移動中に保存したコンテンツをオフラインで楽しむことが可能です。
8つのUSBポートに加えオプションのワイヤレスチャージングパッドを装着可能。置くだけで様々なデバイスの充電が可能です。
走行性能
リンカーンナビゲーター、フォードF-150ラプターと同じフォードの代名詞ともいえるV6 3.5L EcoBoost ツインターボエンジンを搭載。
リミテッド、キングランチ、プラチナムでは400馬力にチューニングされています。
さらにティンバーラインには440馬力、550ポンドフィートのトルクを発生するハイアウトプット(高出力)バージョンが用意されています。
アメ車イコールV8と言う根強いファンも多いですが、昨今は排気量をダウンしてターボ等の過給機でパワーを出す手法やハイブリッド化が今の自動車業界の潮流となっています。
V6エンジンはコンパクトかつ高燃費、排出ガスの低減といいことづくし。
10速オートマとの組み合わせによる吹け上がりの軽さやパワーはV8を上回るフィーリングです。
ティンバーラインとステルスパフォーマンスパッケージ装着車が搭載するエンジンは、440馬力の大パワーを発揮。
直噴システムでエンジンパワーを最大化しており、インタークーラーツインターボが優れたレスポンスを発揮します。
V6エンジンのパワーを効率よくアクスルに伝達する多段式ATを採用。
加速時の応答性とパフォーマンスの向上はもちろん燃費効率の良い走行が可能となっています。
アクセル/ブレーキをコンピューターが自動制御。
極低速でのロックローリングが可能となるシステムです。
ロッククローリングとは岩山などの厳しい地形を走破することです。
極低速の状況でブレーキとグリップ力をうまく使いながら地形をクリアする高度なテクニックを必要とし、これを車両側が最適にアシストしてくれるというシステムがトレイルワンペダルドライブとなります。
トレイルコントロールで予め速度を設定することで、突然の下りなど、路面状況の変化が発生した際にも車両が自動で加速やブレーキを制御します。
これにより、ドライバーへの負担が軽減され、オフロードを安全に走行することが可能となります。
ノーマル、スポーツ、牽引/運搬、エコ、スノー、サンド、マッドの7つものモードを備えたテレインマネジメントシステム。
さらに、特定のドライブモードで2WDと4WDを手動選択可能となる、インテリジェント4x4システムが用意されています。
コントロールトラックをアクティブにしておくことで、ホイールがスリップした際にリアアクスルをロックしてトラクションを回復することが可能。
滑りやすいダート走行などでも頼りになるシステムです。
ティンバーラインに標準装備されており、その他4x4モデルでオプションとなります。
安全機能
安全性の面では、オートエマージェンシーブレーキや歩行者検知機能を備えたプリクラッシュアシストなどの安全機能の基本パックをはじめ、ブラインドスポットインフォメーションシステム(BLIS)、ヒルディセントコントロール(4x4)、ヒルスタートアシスト、ポストコリジョンブレーキ、トレーラースウェイコントロールを含めたFORD CO-PILOT360テクノロジーパッケージが全グレード標準装備されています。
オプションではFORD CO-PILOT360アシストプラス及びFORD CO-PILOT360アシスト2.0も用意されています。
アシスト2.0ではプラチナムの専用装備としてフォードブルークルーズ(北米専用高速自動運転)が含まれます。
メディア
圧倒されるのがプラチナム標準装備の15.5インチの巨大な縦型インフォテインメントタッチスクリーンモニターです。
アップルカープレイ&アンドロイドオートにも対応するので、お手持ちのスマホにインストールされているナビゲーションを純正画面に映し出し、車両とリンクさせる事が出来るようになりました。
もちろんSiriに対応しており、音声による目的地設定やショートメールの作成送信、ミュージックの再生が可能です。
また、新たな機能としてiOS7.1以降を搭載するiPhoneをお持ちの場合は、ワイヤレスでアップルカープレイを利用可能になりました!
オプションパッケージ
リミテッドには高出力エンジンやスポーツサスペンション、ブラックエクステリアアクセントを含むステルスパフォーマンスパッケージがお勧めです。
トレーラー牽引メインのオーナーには最大4トンを超える牽引パフォーマンスを実現するヘビーデューティートレーラートーイングパッケージが用意されています。
基本スペック