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1996年 シボレーアストロ エアコン点検ガス漏れ検査液注入

最近、夏日が続きまして車にはエアコンが必要不可欠な季節になりましたね。 弊社でもエアコンのトラブルによる入庫が増えております。 今回は1996年のアストロのエアコンの点検をご紹介致します。 入庫時エアコンが全く効いていない状況でした。車両に入っているガスの圧力を測定致しましたらほぼ空の状態でした。 そこですぐにエアコンガスを補充してしまうとすぐに抜けてしまう場合ガスが無駄になってしまいますのでまずはエアコンのライン内を専用のポンプで真空にします。(真空引きと言います。) そのまま真空の状態が保持出来るようでしたらすぐに抜けないと判断しますのでスモールリーク(少量の漏れ)の可能性が高いです。 この場合ガスが漏れる期間が非常に長いケースがほとんどです。長期間の場合、夏のエアコンを使用する期間約半年間は快適に効き続けるケースも少なくは有りません。 エアコンガスはガスと言うだけあって気体が徐々に漏れますので非常に漏れ箇所が特定しづらいためリークセンサーと言う蛍光剤の入っている液体をガスと一緒に注入します。ガスが漏れるとこの液体も一緒に漏れますので専用の点検ライトで照らしますと漏れている箇所がピンポイントで発見できると言う理由です。 その後エアコンのガスを適量補充し、ガスと一緒に循環しているコンプレッサーオイルも補充し正常に冷えているか確認します。 今回は問題なくバッチリ9°Cまで冷えました。 そのまましばらくお客様にいつも通りお乗り頂きエアコンの効きが悪くなってきましたら再入庫して頂き次回は故障箇所を特定し修理となります。