MENU

2007年 クライスラー 300C エンジン異音 点検・修理

300C 3.5L エンジン異音の修理です。 エンジンよりカタカタと打音が大きく発生していました。 サウンドスコープにてエンジンの異音を点検していると、エンジン右バンク側より聞こえており エンジンのタペットカバーを外し、打音原因となりそうな所を一通り点検します。 念のため、左バンク側も同じように点検しました。 点検していると右バンクのEX側のロッカアームシャフト位置が異常にずれているのを発見しました。 本来ならば、ロッカアームシャフトは位置決めのピンによりシャフトが均等に保たれていなければなりません。 タイミングベルトをニュートラル位置にしてからロッカアームシャフトアッセンブリを取り外します。 取外した物を全て分解して点検すると、位置決めピンが折れているのが確認できました。 ロッカアームシャフトの構造は油圧ラインにもなっているので、位置決めピンの折損によりシャフトがズレ オイルラッシュアジャスターによる適正油圧が保てず、打音が発生したと考えられます。 ロッカアームシャフト、EX側ロッカアーム、ドエルアングルピンを交換し組み付けます。 交換後、エンジンを始動すると打音もなくなりロードテストをして異常がなければ作業完了です。