GMCは2020年1月にコロラド州ベイルで第五世代ユーコン・ユーコンXLを発表。
標準の 5.3 リッター V-8、オプションの 420 hp (310 kW) 6.2 リッター V-8、およびラインナップ全体で標準の10速オートマチックトランスミッション。
3.0L直列6気筒ターボディーゼルを追加。
ダッシュボードはタホと近しいデザインのバージョンと、より大きなエンターテイメントスクリーンを備えたデナリ専用ダッシュボードが用意された。

タホと同じく2014年に2015年モデルとしてデビューした4代目ユーコン。
フロントフェイスこそ異なってはいるがAピラー後部以降はほぼ同じ形状となっており、空気力学を応用し燃費改善と車内の騒音を減らすエアロダイナミクスを採用。
フード、リアゲートパネルなどをアルミ製とし車体の軽量化を図るなど環境にも配慮した大型SUVとなっている。
デナリは先代から引き続きハニカムグリルを継承。
アクティブノイズキャンセリングテクノロジー、第三世代のマグネティックライドコントロールを備えており、高級SUVとしての地位を確立している。

ベーシックグレードであるタイプSのシートがクロス⇒レザーに、上級グレードのタイプGではより上質なレザーを用いたラグジュアリーレザーシートにそれぞれ仕様変更。
その他では、タイプGのアルミホイールがクロームメッキ仕上げに変更された。
インテリアには、ドライバーズインフォメーションセンターを搭載し車両に関する豊富な情報を表示可能とし、BOSE社製プレミアムサウンドが装備された。

GMCサバーバンがGMCユーコンXLに改名したのもこのモデルから。
タホ・サバーバンと同様に流線型ラインが特徴的な都会的モデルへと進化した。
最新安全操舵システム『スタビリトラック』が備えられた。

シボレーのタホ・サバーバンにも使用されていたプラットフォームは共通のもの。
99yからワンランク上位グレードのユーコンデナリ（エスカレードと姉妹車）が登場し、高級SUVの選択肢が加わった。